UL耐雷サージ防御(PDシリーズ)

PD Series

『電源リスク』からデジタル資産を護る「PDシリーズ」

AI、自動化、DX、6G、IoT、、、24時間ノンストップのデジタル社会で、今後問題になるのは電気事故や機器の故障対策です。

「品質の悪い電気」は危険がいっぱい!?

近年、徐々に関心が高まっているのが電気にまつわるトラブル。身の周りに爆発的に増えたデジタル機器や老朽化した電子機器から発生する「雑ノイズ」に加え、毎年増えつつある落雷や太陽フレアからの「雷サージ・電磁パルス」もその一因と考えられています。それら「品質の悪い電気」は、ときに機器の誤動作や暴走を招き、ときに機器の寿命に影響を与え、ときに火災の原因とされ、電力事情に問題がある海外では古くから忌み嫌われその対策は半世紀前もから行われてきました。


その一方、電力需要環境に恵まれているわが国は買った電気は「生」で使うのがあたり前、リスクに対し無策・無防備となるのは当然のことでした。しかし、24時間ノンストップのデジタル社会においては、一瞬のうちに人命や財産を奪うリスクは、もはやコンピューターウィルスよりも脅威であるとされています。このように、暮らしやビジネスで使う電気には、水や空気と同じように安心で安全な「品質」が求められる時代が到来しています。

サージ・パルス・ノイズとは?

エネルギーの代名詞ともされる電気、綺麗な波形で停まることなく連続して使い続けられる「品質の良い電気」は需要家に好まれます。が、逆に「停電」や「ノイズ・パルス・サージ類」の影響を受け易い電気は「品質の悪い電気」とされ、忌み嫌われる存在となっています。特に停電は電気が復旧すれば些かも問題はありませんが、電気の乱れは、ときに貴重なデータや機器などを損壊させ、ときに火災に原因ともなり、ときに大切な資産の価値を著しく損ねる場合があります。

良い電気、悪い電気

「電気の品質」を気にする日本人はほとんどいませんが、欧米諸国では発電所から送られてくる電気をそのまま使うなどは極めて稀れであり、本製品に搭載されている【交流電源用サージプロテクトデバイス(SPD)】を使い、暮らしからビジネスまで「品質の良い電気」のみを利用するのが世界の常識です。

一般的には、電気のコンディションを整えることで、雷サージによる電気火災、機器の破損、大事なデータ損失を防ぎ、電力需要機器の長寿命化が期待されるます。また、機器の故障確率が減少することで事業の信頼性とサービスの品質が高まります。

検証と評価は既に終了している 【落雷サージ、EMP対策】

落雷被害の実態は、その時の威力や電流の大きさ、落雷地点からの距離などによって大きく異なることから一元的な対策は大変難しいものでした。しかし1世紀以上にもわたる気象観測、および電流値測定による研究等により、欧米諸国をはじめとした世界各国は、落雷サージや電磁パルス(EMP)に対する避雷配電設計や取付設置方法、機器の選定方法を厳格に定め、すでに50年も前から「法的」に義務化されるに至っています。これはつまり、防雷対策の答えは 「前世紀に解答済みである」 と言っても過言ではありません。

適正な設計と設置、高品質なデバイスで 【落雷被害は防げる】

海外での雷対策は、いくつかの有効な方法を組み合わせて用ることが常であり、然るべき設計施工とデバイスの選択を適切に行うことで「99.5%の確率で落雷被害は抑止することが可能である」 、と広く認識されています。そして、多くの国では、 耐雷設備の設計施工は有資格者が行うことが義務付けられており、避雷対策には、安全基準をクリアした機器しか取り付けることは出来ません。また、当然ながら、これら設計施工と製品技術の両輪が揃わない限り、その効力は十分に発揮されないことも世界共通の認識となっています。

海外では、【火災予防と雷予防】は同じ扱い

世界的な安全規定を十分に満たさない配電回路が落雷を受けた場合、デバイスの遮断動作に入るよりも遥か前の段階で、侵入した過電流に耐えきない配電系統(ブレーカや電線等)が 「焼損(出火) 」 してしまう危険性があるため、海外では火災予防を目的とし、建築物には必ず雷対策の安全基準を担保させているのです。

後を絶たない【落雷被害、復電火災】

さて、先進国において、防火に関する法はあれど、雷に関する法的整備が無く、国立の専門研究機関が存在しない国は日本以外にありません。そのことから、世界水準に適合する建築物は全体のわずか1%に過ぎないとされており、このような環境下では、概ね20%の落雷被害は物理的に保護できないであろうと言われており、実際に、落雷によると思われる物損事故や火災、地震後の 「復電火災」 といった事例が後を絶たたない理由がここにあります。商用電力をそのまま「生」で使い、雷サージに無力ともいえる電力環境の改善の一助となるべく、PDシリーズは、世界で最も選ばれている高品質なデバイスを駆使し、純国産にこだわり開発されています。

エネルギーの代名詞ともされる電気、綺麗な波形で停まることなく連続して使い続けられる「品質の良い電気」は需要家に好まれます。が、逆に「停電」や「ノイズ・パルス・サージ類」の影響を受け易い電気は「品質の悪い電気」とされ、忌み嫌われる存在となっています。特に停電は電気が復旧すれば些かも問題はありませんが、電気の乱れは、ときに貴重なデータや機器などを損壊させ、ときに火災に原因ともなり、ときに大切な資産の価値を著しく損ねる場合があります。

   

PDシリーズの特徴

 ■ 世界シェア 98%の特許技術

PDシリーズに搭載している 「交流電源用サージプロテクトデバイス(SPD)」 は、ロスアラモス国立研究所(米国)等による各種試験をクリアし、 「UL/CE/MIL、JISクラスⅠ・Ⅱ・Ⅲ全務型」の各規格・認証 を取得しているものです。その信頼性と安全性はスイス核防衛認証品に指名されるなど、欧米先進国では耐雷サージや耐EMP対策用のデバイスとして世界で最も選ばれているデバイスです。

◆認証:UL1449 Type2 ・ JIS C5381-11 クラスⅡ ◆特許:コヒーラ式サージ防護デバイス「SPD」(特許第4519059号)(UL/CE認証品)

■ 直撃雷にも対応する高信頼性

このSPDは本格的な雷対策工事を行うことで、地球上で観測できる落雷の99.5%の被害から配電系統を保護する性能を有しており、一瞬にして侵入してしまう雷サージや核電磁パルスなどに対し理論値として光速で処理することで過電圧を抑制し電力需要機器や配電回路を護ります。
また、直撃雷など、定格処理能力を上回る強力な過電圧を受け止めた場合は、自らが安全に焼損故障し、なおかつ電源回路を確実に切り離す動作により、本製品による発火や爆裂、復電時の電気火災などの危険を生じさせません。

■ 機器の寿命に貢献

さらに、電源ラインで日常的に発生している照明スイッチの ON / OFF による微弱な開閉ノイズや人工雷サージ、太陽フレアの影響や電磁パルス(EMP)にも有効であり、それらを 熱へと変換することで、機器の動作や寿命に影響を与える累積的なダメージを完璧に排除します。

LINE-UP

PDシリーズには、用途に応じ製品ラインナップが取り揃っています。海外では当たり前のように採用されているSPDですが、日本特有の電力需要環境では十分な能力が発揮できないばかりか、間違った取扱いを行うと逆にその高い能力がゆえ火災の原因となる場合もごさいます。(SPDが跳ね返すエネルギーの威力に配電盤、配電線が負け発火してしまう)

本シリーズのすべての製品は、世界でもっとも評価の高いとされる「UL安全規格」に準拠し、さらに、日本の電力環境に合わせ事故が起きないよう設計し工業試験をパスしておりますので、国内でもっとも安心してご導入いただける雷サージ対策製品となっています。

型名名称落雷などによる、直撃雷・誘導雷・雷サージ電磁パルス(EMP)/人工サージ(EMC/EMI)など復電火災・過電圧・過電流適用回路設置工事設置環境
PD-001UL耐雷サージ防御盤
(旧電磁パルス防御盤)
単相2線
単相3線
三相(動力)
接地及び電気工事屋内外
PD-002UL耐雷サージ防御盤(旧電磁パルス防御盤)20Aブレーカ・100V商用回路不要屋内外
PD-003耐雷サージ・EMPリムーバー単相2線
低圧100V用
不要屋内外
PD-004耐雷サージ・EMPリムーバー単相3線
低圧100/200V用
電気工事屋内
PD-005耐雷サージ・EMPリムーバー動力三相
200V用
電気工事屋内外
本シリーズの製品は、落雷や停電を防ぐ装置ではありません。詳細は各製品ページをご覧ください

※ PD-004・PD-005は近日発売の予定です。